古い建物には、アスベストが含まれている可能性があります。アスベストというのは、天然由来の繊維状けい酸塩鉱物のことです。軽量で白い色をしていることから、建物の断熱材や防音材などとして活用されてきました。その見た目から、石綿という名称で呼ばれています。

この粉塵には、肺線維症や中皮腫などの病気を引き起こすといわれているのです。肺がんの原因ともなる場合もあります。そのため、今では使用が禁止されており、新しい建物には一切使われていません。ただし、昭和の時代に建てられたビルや学校施設などには、使用されていることもあるため十分な注意が必要です。

古い建物の解体工事やリノベーション工事などを行う際には、事前にアスベストが含まれているかどうかの検査や分析をしておかなくてはなりません。このことは、法律でも定められていることなので、ルールに従って対応する必要があります。アスベストの分析を行うには、特殊な技術や専門知識が求められます。素人が対応するのは難しいので、専門会社に依頼した方がよいでしょう。

アスベストの分析や検査に対応している会社は全国各地にあります。各会社によって対応のスピードや料金などが異なります。事前に問い合わせをしたり、見積もりを請求するなどして対応力をチェックしておくとよいでしょう。過去の分析実績や調査実績なども確認しておいた方がよいかもしれません。

いろいろな会社を比較してみて、信頼できるところに依頼してみてください。